孤独の価値本無料ダウンロード

孤独の価値

strong>本, 森博嗣

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によって 森博嗣
3.6 5つ星のうち51 人の読者
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人は、なぜ孤独を怖れるのか。多くは孤独が寂しいからだと言う。だが、寂しさはどんな嫌なことを貴方にもたらすだろう。それはマスコミがつくったステレオタイプの虚構の寂しさを、悪だと思わされているだけではないのか。現代人は〈絆〉を売り物にする商売にのせられ過剰に他者とつながりたがって〈絆の肥満〉状態だ。孤独とは、他者からの無視でも社会の拒絶でもない。社会と共生しながら、自分の思い描いた「自由」を生きることである。人間を苛む得体の知れない孤独感を、少しでも和らげるための画期的な人生論。
以下は、孤独の価値に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
私の周辺にあえてFacebookをやらない人がいます。「やってみてもよいけど、何か気持ち悪い」と。つながることへの幣害を感じているのかもしれません。最近、実はFacebookを利用すればするほど気分が沈みがちになり、幸福感を下げているとの調査結果が米の科学誌に発表されました。考えてみれば、SNSを見るということは、わざわざ自分の時間を割いて他人の幸福や成功シーンを延々と見せられるということです。余程きちんとした自分基準の幸福の価値を確立している人でなければ、他者との比較の中でどんどん不幸になってしまうのも無理はないでしょう。本書は、昨今の「つながり、絆、仲間」礼讃の風潮の中で、憂きもの、苦しいものとされている「孤独」の価値を説いているものです。この書の良いところは「つながることの意義や楽しさ」を否定せずに、客観的、俯瞰的な物言いで語られているところです。そして、かなり「多方面」からの考察がなされているところです。例えば、映画や音楽などの世の中の創作物のテーマで「ハッピーな恋」と「悲しい恋」で、圧倒的に後者の方が多いのは何故なのか?とか、スポーツ選手が、孤独な練習に耐えて成功を勝ち得た後に「みなさまのおかげです」とコメントするのは何故なのか?など、事例がバンバン出てきて、読んでいて飽きさせません。私が一番気に入ったのは、P127~「孤独を目指すダイエットを」の項です。(引用↓)-------------------------------------------------------「人間にとって孤独というものは非常に価値のある状態である。これは、数ある欲求に直結する本能的なもの、動物的なものではなく、人間だけにある高尚な感覚といえる」(引用↑)-------------------------------------------------------孤独を求める欲求を人間の食欲になぞらえてつながることで「満腹」になるならば孤独は「空腹」の状態。意図して「空腹」をつくるのは人間だけができる行為。現代人は、気がつかないうちにつながることを売り物にする商売に乗せられて「絆の肥満」に陥っていると指摘しています。(引用↓)-------------------------------------------------------「つながりすぎの肥満が、身動きのできない思考や行動の原因になっていることに気づくべきである。ときどきは、断食でもしてダイエットした方が健康にも良い。つまりときどき孤独になった方が健康的だし、思考も行動も軽やかになる」(引用↑)-------------------------------------------------------考えてみれば、新書まるまる一冊使って「孤独の価値」について書ききるというのも凄いと思います(笑)しかし、よくありがちな概念論だけで終わるのではなく、最終章「孤独をうけいれる方法」などのように、孤独をいかに活用すべきかという具体的な提案もなされています。非常に納得性の高い一冊であると感じました。

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